甘酒を飲むことで、あなたが得られる５つの効果

甘酒とは

甘酒は米麹と米を原料とした発酵食品です。その中に含まれている栄養はビタミンＢ１・Ｂ２・Ｂ６、葉酸、食物繊維、オリゴ糖、アミノ酸（システィン・アルギニン・グルタミン）、ぶどう糖と…病院で受ける点滴治療と同じ位の効果が期待できる事から「飲む点滴」と呼ばれる事もあるほどです。

独特の風味があるので苦手だという方も多いですが、飲みやすくするために少量のしょうがを加えたり、成分無調整の豆乳で割ったりするとクセが和らいで飲みやすくなります。

また甘酒を使った料理やスィーツのレシピも沢山あるので、是非日々の食生活に取り入れてみて下さい。

疲労回復効果

夏の暑さで多くの人が亡くなっていた江戸時代には、甘酒が疲労回復のために飲まれていたそうです。夏バテから庶民の命を守るために、幕府が甘酒の価格に対して特別な処置をしたとも言われています。

甘酒に含まれるビタミンＢ群は、炭水化物をエネルギーに変えて疲労回復の効果を発揮します。またアミノ酸は疲労物質である「乳酸」の発生量を少なくする効果があるので、体内にアミノ酸がある事によって確実に疲労は少なくなり回復も早くなります。

日頃から甘酒を飲む習慣を付けることで、急な運動時にも素早くエネルギーとなって効果を発揮してくれますし、特に激しいスポーツをする前後に摂ると筋肉疲労を軽減できるでしょう。

ダイエット効果

甘酒には何十種類もの酵素が含まれています。酵素はダイエットに直接関係する成分として話題ですが、中でも甘酒に含まれている「リパーゼ」という酵素は脂肪分を消化してエネルギーに変える働きがあります。さらに内臓脂肪や皮下脂肪まで燃焼してくれるとなればダイエットには欠かせない成分と言えますよね。

また酵素を体内に取り込む事で消化・吸収・代謝が促進されて、腸の働きが活発になります。体内に溜まった老廃物が排出されればデトックス効果にも繋がり、太りやすい体質になりにくい効果もあるでしょう。

さらに甘酒にはオリゴ糖や植物性乳酸菌も含まれているので、腸内環境が整って便秘解消の効果があります。便秘が解消されれば血液の循環や新陳代謝も良くなり、痩せやすい体質になれますね。

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美肌効果

「酒蔵で働く人は手がキレイ」というのは有名な話で、甘酒の原料でもある麹には、美白効果が期待できる麹菌が豊富に含まれています。麹菌はシミの原因となる「メラニン」の過剰な生成を抑えて、シミやくすみといった肌の悩みを解消してくれる効果が期待できます。

また甘酒に含まれているビタミンＢ群は皮膚や粘膜を保護してくれるので、甘酒を飲むだけで皮膚を活性化してくれる効果もあるでしょう。中でも「ビオチン」というビタミンＢ成分は、皮膚を健康に保つために欠かせない成分です。コラーゲンの生成にも関係が深いので、美肌や美髪を保ちたい女性には積極的に摂りたい栄養素の１つでしょう。

さらに甘酒には「パントテン酸」というビタミンＣの働きを助ける役割をする成分も含まれています。コラーゲンを作るために必要なビタミンＣの働きが活発になれば、紫外線からお肌を守ってくれる効果が期待できますね。

アミノ酸にもコラーゲンなどのタンパク質の生成を助ける働きがあり、健康的なハリのある肌を作る効果を発揮します。

アンチエイジング効果

甘酒を発酵させる麹が出す１００種類以上の酵素は、食べ物を食べた時の消化酵素を節約する働きがあるので、本来私達が持っている酵素を代謝にまわす事ができるんですね。その結果細胞の入れ替わりや修復がスムーズになってアンチエイジング効果が期待できます。

テレビで女優の永作博美さんが紹介して話題となったアンチエイジング飲料が「甘酒豆乳」です。作り方はいたって簡単で、甘酒と豆乳を１：１の割合で混ぜるだけですが、栄養面を始め健康面、美容面にも良いと評判になりました。

ご紹介したような甘酒の様々な効果にプラスして、豆乳に含まれる女性ホルモンと同じ成分である「大豆イソフラボン」を摂る事で相乗効果が大いに期待できますね。

甘酒が苦手な方、また豆乳が苦手な方にも美味しく飲めるのも嬉しいポイントです。「飲む点滴」と「畑の肉」を一緒に摂れるとなればアンチエイジング効果がない訳がないでしょう。

いかがでしたか？

甘酒にはあまり馴染みがないという若い女性の皆さん、甘酒の様々な効果がわかっていただけましたか？

女性にとって嬉しい効果が満載の甘酒を、是非日々の食生活に加えてみて下さいね。