広々とした綺麗な部屋、隅々まで整えられた美しい空間、座り心地の良いソファと雲のようなふわふわのベッド、清潔感あるバスルーム…
素敵なホテルに泊まったことがある方なら、なんとなくイメージがつくかもしれません。
今回は、実は自宅でも再現できる、ホテルライクな部屋作りについて、5選にしてご紹介していきたいと思います。
シンプルは空間を広く見せる
部屋に入った瞬間から、受ける部屋のイメージは決まります。
ホテルライクな部屋を目指す場合は、まずは目に見えるものの数々を必要最低限に抑えましょう。
これはドラマのセットにも良く使われる技ですが、高級感のある部屋を再現する時には物の数を減らし、貧しい部屋の再現でとにかくは物をごちゃごちゃと増やします。
言い換えると実は、ホテルのような部屋=シンプルで物の少ない部屋とも言えるのです。
ただし【何もない部屋】ではまるでミニマルリストの部屋ようになってしまうので、あくまでも必要最低限の家具は揃えた上で、生活感を感じさせる雑貨などは目につかないところにしまっておきましょう。
とくに紙類、食品、文具、爪切りや薬などは生活感が出やすい傾向があります。
引き出しや収納ボックスなど、定位置を決めて毎回元の位置に戻す習慣をつけておくと散らかりにくく、片付けやすくなります。
インテリアとして置きたい絵画や観葉植物は、まずはあちこちに並べずに控えめに置くことから初めてみましょう。
カラーは統一するとすっきり
部屋のメインカラーを2から3色程度に統一にておきましょう。
目に入る色味が増えれば増えるほど、どうしても雑多感が出てしまい、ホテルライクなイメージからは遠ざかってしまいます。
選ぶカラーに決まりはありませんが、ホワイト、グレー、ブラック、ブラウン、ベージュのような無彩色や落ち着いたカラーを選ぶと統一しやすく、落ち着いた空間を作りやすくなります。
また赤、青、緑のような有彩色を取り入れる際は、数を抑えてワンポイントにするような使い方をしましょう。
とくにランドリースペースはホワイトやグレーで統一すると、清潔感もプラスされ居心地の良い空間に近づきます。
照明で艶のある部屋作り
ホテルの照明では、メインの部屋全体を照らすメインライトに加え、部分的な空間を照らす間接照明が置かれています。
ベット上のヘッドライトや、リビングの隅にスタンドライトを1つ置くだけで、夜にはぐっと艶やかな雰囲気に変えることが出来ます。
間接照明は青白い蛍光色は避け、暖色なオレンジ系の電球を選ぶと、より効果的です。
間接照明にも様々な種類があり、定番の置き型タイプ、明るくしたいポイントを照らすスポットライト、壁やベッドフレームに装着して自然な明るさを出すバータイプ、細かい演出に便利なテープタイプなどがあります。
部屋の完成イメージを連想しながら、照明を選ぶのもとても楽しいですよ。
シンメトリーて落ち着く空間へ
シンメトリーとは左右対称のことを指します。
家具の配置や複数の枕の位置、ソファクッションの位置など、左右対称にできる物は意識して置いてみましょう。
敢えて左右非対称にするアシンメトリーな配置方法もありますが、バランスが難しく高度なセンスも必要となります。
これからはじめてホテルライクな部屋作りに挑戦する方は、まずはシンメトリーからのチャレンジがおすすめです。
高級感は素材で出す
上記では、ホテルライクな空間を作るためにはあまり物を置かず、シンプルな色合いでの統一をオススメしてきました。
では、物の少ないホテルのようなインテリアの中で【高級感】はどこで出していくのか。
それは、素材です。
カーテンやベッドカバー、テーブルやテレビボードなど、メインとなる家具の素材にこだわることによって高級感を出すことが可能です。
例えば、ベッドカバーやカーテンのような布製のものは、光沢感ある素材や、ハリ感のある素材は高級感ある雰囲気が出ます。
また、その中に繊細な模様などが描かれていると美しさと洗練さがアップします。
ソファカバーやクッションには、ベルベット素材やレースなどを選ぶ事によりラグジュアリーな雰囲気を出すことができます。
テーブルやテレビボードのような木製の家具は明るい木目のカラーよりも、落ち着いたシックな色味を選ぶと、まるでホテルのような重厚感を出すことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ホテルライクな素敵なインテリアで、ぜひリラックスできる優雅な時間を過ごして頂ければと思います。