最近ではマスク着用時間が多いですが、その下の口臭ケア、してますか?
口臭は自分では気付きにくく、また他人からも指摘しづらいもの。
『あれ…?あの人…?』なんて思われてしまう前に、セルフ口臭ケアを心がけましょう!
口臭の原因とは?
口臭の原因はざっくりと6パターンに分類できます。
⚫︎剥がれ落ちた粘膜や食べかすなどが常在菌により分解されて、発酵したことによる匂い
こちらは強くは匂いませんが、舌の汚れや歯磨き不足などが原因として挙げられます。
⚫︎虫歯
虫歯には特徴的な匂いがあります。また、虫歯を放置することで細菌が繁殖し、強い腐臭につながる場合もあります。
⚫︎歯周病
歯周病の原因菌が口内の中で増殖すると、匂いのでるガスを放出します。
更に悪化させてしまうと、炎症部分が化膿して生ゴミのような匂いに変化します。
⚫︎舌苔(舌苔)
舌の上にある白いものです。通常はタンパク質や常在菌のためあまり気にする必要はありませんが、体調を崩したり免疫力が低下すると、舌苔が厚く匂うようになります。
⚫︎膿栓(のうせん)
膿栓とは、喉の奥の扁桃腺の穴にある白い小さな塊です。
ウィルスや細菌の死骸が固まったものです。
つぶすと硫黄のような悪臭を発します。
唾液の量が減ったり体調を崩すと、この膿栓が排出されずに臭いの原因となります。
⚫︎喉、肺、消化器官からの臭い
呼吸器官や消化器系に疾患、炎症があるとそれらが臭いに繋がります。
厳密には口臭でなく、呼吸臭というものに分類されます。
口臭の種類
口臭の原因は上記でご紹介しました。
それらは2種類に分けることができます。
⚫︎生理的口臭
加齢、食事、ホルモンバランス、妊娠、酒、たばこなどの嗜好品などによる一時的な口臭がこれらに当たります。
また寝起きや、空腹時に感じられる臭いも生理的口臭です。
こちらは一時的なものがほとんどであり、ブレスケアや食生活を気をつけることで簡単に改善されます。
⚫︎病的口臭
こちらは歯周病、歯肉炎のような口腔トラブル。
蓄膿症、扁桃炎のようや耳鼻咽喉系の疾患。
糖尿病や肝臓、腎臓系の全身疾患などが原因となります。
これらは身体的な病状を改善する必要があるため、専門医による適切な治療が必要になります。
それぞれの対処方法
⚫︎口腔トラブルが原因の場合
歯肉炎や虫歯など、口腔トラブルが原因となる時は歯科医での治療が必要です。
大半の場合は、治療と適切な歯磨き、口腔ケアで改善されます。
また口臭予防とされる緑茶や牛乳をこまめに飲むことで、臭いのもとを軽減させることができます。
⚫︎生理的口臭の場合
寝起きや空腹時、疲労時などに口臭が強くなる場合です。
こちらは実は生活習慣を見直すことで改善する場合が多くあります。
暴飲暴食をや辞め、睡眠をきちんととり、安定した精神状態をキープすることが大切です。
ストレスも唾液の減少から口臭に繋がってしまいます。
気分転換やストレス発散法を見つけていきましょう。
気軽に出来る口臭対策
⚫︎口臭ケアに特化した歯磨き粉を選ぶ
歯磨き粉を使って歯周病や歯肉炎の予防に努めることで、口臭予防にも繋がります。
ほかにも歯と歯の間を綺麗に保つためデンタルフロスの利用も効果的です。
歯の隙間は個人差が大きいため、自分に合ったサイズのフロスを利用しましょう。
⚫︎マウスウォッシュを使う
マウスウォッシュは歯の清潔を守るだけでなく、口内細菌の繁殖を抑えたり、舌の細菌の繁殖も防ぎます。
寝る前、起床後など、定期的にマウスウォッシュを利用しましょう。
⚫︎ガムやタブレットを利用する
口臭の原因に唾液の減少が大きく挙げられます。
ガムやタブレットはそれ本体が良い香りを放つのはもちろん、唾液を増やすことで口内環境を整えます。
⚫︎水、緑茶などをこまめに飲む
口の中の乾燥を抑え、細菌の繁殖を防ぐためにこまめな水分補給は有効です。
他にも緑茶には消臭、抗菌作用があり口臭対策へ繋がります。
ただし、緑茶は利尿作用も強いため飲み過ぎには注意が必要となります。
反対に香りの強いジュースや、珈琲、お酒などは口臭を悪化させる原因にもなるため注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
まずは自分の口臭が気になった時、何が原因となっているのが突き止めましょう。
原因と対策を行うことで、よりスムーズで早い改善が期待できます。