ポチる前にチェックしたい!意外と知らない服の素材

店頭でのお買い物の時代から、ネット通販がより深く浸透している今の時代。

洋服も、家でスマホ画面を見ながらポチっと購入する方も多いと思います。

洋服の購入時には、デザインはもちろん、サイズや口コミ、気になるポイントは様々ありますよね。

しかし、実際に届いてみると『あれ…なんだか思ったのと違うかも…』なんてことはありませんか?

今回の記事では、写真だけではなかなか見極めづらい【素材の特性】を知ることによって、実物と写真でのイメージの誤差を埋めていきたいと思います。

ネットでお洋服を買う方は、購入前にぜひチェックしてみて下さいね。

ふんわり感のあるコットン【綿】

衣料品の中で、最もメジャーで多く使われているのがコットンです。

吸湿性、通気性が高く、強くて丈夫な素材なので、年間通して数多くの洋服の素材として使われています。

Tシャツやトレーナー、シャツなどに使われることが多く、普段着としてもお洒落着にしても【着心地の良い素材】になっています。

また、綿は天然素材なのでお肌が敏感な方やアトピーの方でも、比較的安心して着られる素材になっています。

繊維の長いによって、短繊維綿、中繊維綿、長繊維綿と分かれていて、繊維が長いほど上質であると言われています。

しかしながら、洗濯により縮んだり、色落ちしやすいのもコットンの特徴です。

大切にしたい衣服の場合は、ネットに入れておしゃれ着洗いコースで洗って下さいね。

夏向き素材のリネン【麻】

最近ではカジュアルで涼しげな素材として、春夏のファッションに良く使われているのがリネンです。

麻特有のカラーを活かした、落ち着いたベージュ系の色の商品が特に多く発売されています。

衣料品に使われる素材の中では1番丈夫で耐久性の高い素材になっています。

注意点は、コットンと同じように、洗濯による縮み、色落ち、シワなどがあげられます。

特にリネンは、しっかりとした素材でシワになりやすいものが多いため、洗濯は出来るだけ手洗いで、脱水後には形を整えて干す必要があります。

シワにならないポリエステル

ポリエステルの特徴は、耐久性がとにかく高く、洗濯してもシワになりにくいということです。

また、高めの温度にも強くアイロンも可能になります。(温度は中程度が推奨)

デメリットとしては、毛玉になりやすい点と静電気が起きやすい点になります。

天然素材のウールなども毛玉にはなりやすいですが、毛玉取りで簡単に取り除くことが出来ます。

しかし、ポリエステルは元々丈夫な素材なため、毛玉になっても取りにくく衣服の表面に残りやすくなってしまいます。

毛玉を出来にくくするためには、洗濯時の摩擦を抑えるようネットに入れての洗濯がおすすめです。

また、冬場は乾燥して静電気が起きやすくなってしまう特徴もあるため、着用する際は静電気対策も同時に行いましょう。

シャカシャカ素材ナイロン

ナイロンは、ウィンドブレーカーや、スポーツウェア、ジャージ、スキーウェアなどに多く使われています。

シャカシャカとした質感と、軽くて動きやすい素材が特徴です。

こちらは合成繊維で出来ており、軽くて強度があり、水に強く汚れが落ちやすくなっており、見た目にスポーティな印象を与えます。

特にナイロンは耐久性に優れているため、洋服だけでなくバッグなどに使われることも多く、最近ではとても身近な素材になっています。

注意点は、基本的にナイロンは熱に弱いためアイロンの直当てはNGです。

シワが気になる時は、ハンカチなどで当て布をして低音で素早くアイロン掛けをするようにしましょう。

暖か素材ウール【羊毛】

冬向けの衣服には、カシミア、アルパカ、アンゴラ、モヘアなど、様々な動物の毛が使われています。

その中でも特に衣料に多く使われているのが羊の毛、ウールです。

弾力性、膨らむ力、シワになりにくい特性があり、特に冬の洋服に必要な暖かさが大きな特徴です。

ウールの中でも産地によって様々な品質の違いがあり、きめ細かさ、暖かさ、肌触りなどが異なります。

デメリットとしては、水洗いにより縮みやすい点と、天然素材のため虫に喰われやすいということがあります。

ウールの洋服を保管する際は必ず防虫剤を一緒に入れておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ネットでポチッと購入する前に、素材の表記をチェックして、家にある洋服と比べてみるだけでも実物のイメージがつきやすくなります。

ぜひ、特徴を押さえて納得のいくお買い物にして下さいね。